病院に行った後、Mission Impossible IIを見る。印象は「名探偵カゲマン」+「仮面ライダー」。何度も変装マスクをベリッと剥す登場人物達は、まるで怪人19面相。やはりスパイごっこの基本は変装との認識を新たにする。冷戦などなくてもスパイごっこはできるという好例。今やたいていのスパイグッズは秋葉原で簡単に買えてしまうから、変装にも力が入るというものだ。後半は、恐ろしく金のかかった「仮面ライダー」。バイクに乗る時Matrix眼鏡をかけるのはスタント隠しだろう。こういうシーンを見ると、スタントが怪我をしないかどうか、そればっかり心配になる。とどめに飛び蹴り(笑)を喰らわすトム・クルーズ藤岡弘にだぶってしまった。「ハカイダー」の監督は雨宮某よりジョン・呉にすべきだった。次回作では敵役の幹部クラスをいろいろ揃えて欲しいものだ。ヒロイン(女泥棒)は前半は峰不二子血中濃度92%だったのが、後半で「ミス・サイゴン」みたいになったのはなぜ?劇中で、敵の首領が「15分に一度アホ面になる」って言ってたのはきっとキアヌ・リーブスへの嫌味だろう。