技術用語で言えば、音楽(リズム)は「同期を取る」ことこそが目的であるとも言える。何と同期を取るのだろうか。回りの人と? 演奏者と? 水木しげるなら「精霊と」と言うはず。なぜ同期するのかといえば、やはり「通信する」ためだろう(内輪で申し訳ないですが、通信には同期が不可欠です)。この世ならぬ常世の国と同期を取ってしまうことがないとは言えない。運痴のカネゴンは同期が極めて下手です。しかしごくごくまれに同期に成功したときの妙なる高揚感は何物にも代え難い。しみじみ。でも「あちら」に行きたいかと聞かれたら、やはり考える。