ニュートラルで黒澤明の「夢」を見た。難しいことはよくわからないが、何だか黒澤に強引に極楽浄土に連行されたような気分になった。途中えらく怖いシーンがあって、おやっさんがたまたま暖房を切っていたものだから演出効果満点。最後のテロップを見たら意外に豪華なスタッフ。ルーカスのILMは協力しているわ、「レインボーマン」の合成を担当したデン・エフェクツもいるわ、本田猪四郎もいるわ、スピルバーグの名前は「スチーブン」になっているわ、笠智衆までいるわ、みんなが力を合わせて極楽浄土を作り上げていた。死ぬときにはこれを環境映像にしようかな。今隣にいるコックのお姉さんによれば、小学校の時に推薦映画になっていてみんな見たそうだが、浄土感あふれる映画は子供にはきつかろう。