今月の日経サイエンス(また買ったのかおれカネゴン)は「カーボンナノチューブ」特集。素晴らしい。カネゴンはこういう先端材料みたいなものは大好きじゃ(ヒデキ指数=90)。読めば読むほどド根性科学を刺激される(カネゴンは科学と技術をごっちゃにしていないか)。ナノチューブは、あのNECの基礎研究所で偶然発見されたのだそうだ。チューブの直径を変えるだけで、電気的特性が金属から半導体まで自由自在に変えられるというのが素晴らしい。問題は大量生産の技術。大量生産するだけなら、普通に炭焼きをやってもチューブはごっそりできるのだが、それをより分けるのが大変なのだそうだ。今は金(きん)の1000倍も高価なのだという。10年以内に、ギター・ベースにまでこの材料が使われるようになると予言しておく。応用ももちろんいいけど、でもこれによって量子力学の基礎研究が大幅に進歩しそうで、それもすごく楽しみだ。ある意味、ナノチューブは極微の量子力学的現象をナノサイズにまで拡大する装置であるとも言えるわけだから。ナノチューブの中を電子がどのように流れるかというのはまだ議論中らしい。他に「ボーズ・アインシュタイン凝縮のビジュアライズ」もよい。

日経サイエンス」は金儲けの色が薄いのがよい。もちろん大国アメリカのポリシーが無意識に刷り込まれているというのはあるのだが、それはしょうがない。「Trigger」という新技術を専門にする雑誌があって、昔はカネゴン買っていたのだが、あっという間にベンチャー金儲け一発当てる雑誌に成り下がってしまい、購入をやめた。ヒデキ指数がマイナスにまで急激に落ち込む。失礼かもしれないけど、こういう人たちをだまくらかすのは本当に簡単だ(しないけど)。カネゴンは無数に方法を思いつく(だまされやすいのはおれカネゴンでは)。