昨日「笑うに笑えない実験中の失敗」みたいな本を購入。これが実に納涼効果満点なり。主に有機化学系であり、見慣れない専門用語ばかりではあるが、おやっさんやゲルベゾル太氏を始めとした実験くんたちには見覚えのある爆発事件・ケロイド事件、生爪はがし事件、ガラスぶっ刺さり事件がごっそり載っている。やはり爆発が圧倒的に多い。教訓「飛び散った液体はなぜか真っ直ぐ眼球に向かう」。まるでバーホーベンのネタ本のようだ。

こういうのを読むと、カネゴン化学者にならなくてよかったと心底思う。ヴォルフガング・パウリは実験が極めて下手糞で、近寄っただけで実験機器が壊れるとまで言われ、それを「パウリ効果」と命名されてしまったそうだが、そこまでいかなくともカネゴンが蒸留・合成プロセスにかかわっていたらと思うと、カネゴンが車を運転するより恐ろしい。数学なら何をやっても爆発はするまい。楽器が原因で寿命を縮めたとか人を殺めた話も聞いたことがないし。