2001-08-10 ■ ブルーバックスの「現代数学事典」(まだ立ち読み)によると、座標を考案したのはデカルトではないことはとっくに判明しているらしい(ギリシャ時代にすら既にそういうことをしていた人がいたそうだ)。数学史は意外に混乱が激しく、円周率にπという記号を使ったのはオイラーだとかそうでないとか、読んでるこちらがとまどうような記述によく出くわす。「現代数学事典」は75年初版で35版も重ねているが、フェルマーの定理は「未解決」と記載されたままなのが残念。にもかかわらずグラフ理論やカタストロフィ理論のような流行りの分野がとっくに網羅されているのが面白そう【おれカネゴン買えや】。