坂本龍一にいろいろ入れ知恵した張本人、高橋悠治音楽の反方法論序説坂本龍一が小学校のとき高橋悠治のコンサートに行って以来つかず離れずの間柄。これを書いた時には相当いい年のはずだけど、逆にこの年でこれだけ青臭いことを書けるというのはかなり珍しいような気がしてきた【あんたが言うなおれカネゴン】【近親憎悪かおれカネゴン】。

カネゴンが聴いたことがあるのは60年代に高橋悠治ジョン・ケージ(オノ・ヨーコに入れ知恵した張本人)のプリペアド・ピアノのための曲を演奏したLPだけ。ジャケに写っているのは、汚いジージャン姿で高価なピアノを演奏する様子。確か、世界最初のデジタルPCM録音だったような気がする。高橋悠治の顔写真を見たとき、ピアニストというより佐藤蛾次郎(ガッチャン)というか蛮刀の似合う匪賊みたいだった。妹の高橋アキもピアニストで顔は兄そっくり。80年代にサティの著作権が切れたときにすかさずがんがんCDを出してしこたま稼いだはず。