村上陽一郎に引用されてとばっちりを喰らっている大森荘蔵(うう、難しい)は、「時間の切断面には時間はない」みたいな主張を引用されていた。カネゴンは哲学とか現代思想っぽいものはろくすっぽ読んだことがないので事情はよくわからないけど、これは別に不思議な主張ではないと思う。写真に撮られたものごとはどう見ても止まっているのだし。混乱するとすれば、微分するときに「割ってから極限を取る」べきところを最初に極限を取ろうとしてしまうからではないだろうか【火遊びやめいおれカネゴン】。カネゴンとしては、少年ジャンプで大量に使用されている背景の効果線によって、読者にとって人物が動いているように見える事の方がよほど不思議。現実のどこにも効果線はないのに。

大森荘蔵のプロファイルを見ると、東大の数学科を出てから哲学科に入り直すという何とも極道なことをしていたらしい。