玉木さんの書評。というより盲目的なバッハ信仰の批判になっていて面白い。次回は近鉄バッファローズ論を希望。

当然ながら、オルガンは楽器というより建築物なので、不動産と同じく二つと同じものがない(のだそうだ)。しかも建物自体が楽器の一部という見方もあり、聴衆が「中」に入って聴く唯一の楽器であるともいう。

バッハの音楽はキャラクターがものすごくはっきりしていて、曲想が割と一本調子なので「パロディが作りやすい」。Yesの「Siberian Khatru」のリック・ウェイクマンの演奏が典型的。ちょうど大友克洋の絵が意外に真似されやすいようなものかもしれない。逆に下手だ下手だと言われながら、ジョージ秋山の真似をしようという人は未だ出現しない。誰もモーツァルト風の曲を作らないことから、今後ジョージ秋山を「日本のモーツァルト」と一方的に呼ぶことにする。どっちも大量生産しているし。ナニワのモーツァルトキダ・タロー。ピンクのモーツァルト松田聖子