先日、山手線の中吊りでビュッフェ美術館か何かの広告が全面にぶら下がっていた。どうもこれらしいカネゴンはこれまで、ビュッフェの絵は美術の教科書でしか見たことがなく、「何だか毛深い絵を描く人」という印象しかなかったのだけど、ここで見かけたビュッフェのポスターがあまりに素晴らしくて不意打ちを喰らいちょっと泣きそうになる。Webだとあまり感じが出ないですが。絵の中にでかでかとサインがしてあるのに、それが邪魔にならないところがまた不思議。カネゴンは絵はド素人な上にトラウマまであって、歴史や文脈など知る由もないけれど、これは鑑定団で高値がついても不思議ではないと思わせた。

この中吊り広告を誰が作ったのか知らないけど、同時にぶら下がっていた彫刻の写真もめちゃくちゃうまかった。おかげで、彫刻がいいのか写真がいいのかよくわからなくなってしまったほど。