少子化と、個人の目標喪失カネゴン身につまされる内容。特に「父親も母親も自分の生き方のモデルにしたくない。では新しい生き方を生むのか。男女の間で、ちっとも甘さのない、辛いところの方が多い議論をし、互いに汗を流して、新しい夫婦・家庭像を創造するのか――とても、そんな気はない。若いわがままのぶつかり合いと言えばほほえましいが、「生き方モデルを見失ったのだ」と冷静に指弾すれば、いささか寒気がしてくる事態だと思う」や「奇妙なことに、『心が傷つく』という不可思議な言葉が当り前に多用されるようになりました」という点に。

ここで引用されているのは精神分析の専門家らしいけど、この種の人がこんなまともなことを言っているのを初めて目にした。カネゴンは常日頃から精神分析関係者を一人でも多く道連れにした上で刺し違える覚悟を決めていただけに少し拍子抜け【国外追放おれカネゴン】。