ふと世の中を見渡せば、かつては専用ターミナルで作業していたのがクライアント/サーバーとなり、そしていつの間にかWebインターフェイスが席圏している。しかしこのWebインターフェイスがひどいシステムがざらにあったりする(特にイントラネットにありがちな手作りシステムで)。一番多いのが「一度に1つずつしかデータを参照/修正できない」というパターン。もう一つは「何をするにも遠隔地のSQLサーバーに問い合わせるので死ぬほど遅い」。何度、データを残らずローカルに吸い上げて手元で処理したい衝動にかられたかわからない。Excelにそれっぽい機能があるけど、Web画面の遷移にまでは対応のしようもない。既にあるかどうかは知らないけど、そこを何とかするソフトウェアを作ったらかなり受けるかもしれない。

大昔、Mac用のソフトで「SuperGlue」というソフトがあり、はっきりとは覚えていないのだけど、確かすべてのデータをいったん印刷イメージ(ビットマップ)に変換した上で内部的にスキャンすることによってデータ交換を行なうというものだったと思う。精度はともかく、印刷可能なファイルなら確かに原理的にはデータ交換が可能になる。その強引な設計にいたく感心した覚えがある。今なら複数のソフトを組み合わせて同じことができるけど。ちょうどそういう感じで、頑固なWeb画面を(開発者に無断で)ユーザーの手元で好きなように変更できてしまうソフトがあってもいい【言ってるだけのおれカネゴン】。