つまらんことを考える【ほんまにつまらんおれカネゴン】。3年または5年おきに、1年間人工的な景気後退および不景気を作り出したら、残りの3年ないし5年は安心して成長を続けていられるだろうか。その期間はあらゆる経済変数を引き締め、政策から設備投資から石油の産出量から全部引き締める。そうしたら史上初めて経済を正確に予測できる事態になったりするだろうか。それまで貯金に励み、その間はみんなぶらぶらして勉強したりするとか。その期間はレジャー産業が栄えに栄え、金利が下がりまくって住宅が売れに売れ、思ったほど不景気にならないという罠もあるかもしれないけど。それなら町中でクセナキスプログレをかけまくって悲惨なムードを演出し、嫌が上にも不景気をあおってみたりして。やるとしたら全世界的に経済政策の歩調を取らないと意味がないので、絶対誰もやらないと思うので安心して書けます【覚悟はよいかおれカネゴン】。その間に敵の総攻撃を受けたりして。

健康になるためにときどき病気になると書くと不健全な感じがするけど、おいしく食べるためにお腹を空かせておくとかビールをおいしく飲むために昼間水分を控えるとか健康のためにダイエットするみたいなことなら誰でもやっている。ましてやファッション業界などはぬけぬけと来年の流行を演出していたりするぐらいなので、大丈夫なのでは。経済が常に成長しないといけないのだろうかという疑問がカネゴンにつきまとって離れなかったもので。7年の大豊作の後には7年の大凶作が来るように、何をやってもアガれるかと思うと場替えしたとたんにクズ牌ばかりツモるように、死がないと生殖に意味がなくなるように、生物が睡眠を獲得してから高度に活動できるようになったように、不景気を箸休めとして計画的に組み込むことで人類の終末を上手に延期できるのではないかと。わんこそばを休みなく食べ続けるように経済が成長し続けたら、いつか心臓マヒを起こしそうで。

そのあかつきには、ドラえもんに登場する未来の国で「天気局」(予定どおりの天気を作り出す)というのがあったように経済局(予定どおりの不景気を作り出す)が創設されるのだろうか【聞いちゃおらんかおれカネゴン】。