貸してもらった本によると、アダム・スミスはかつて「働きに応じて収入が完全に比例したら、労働者は一人残らず働きすぎてしまうのではないか」と真剣に心配していたとのこと。カネゴン諸手を挙げて賛成。ダイエットが典型的だけど、やればやるほど効果が出るとか呑めば呑むほど効くみたいに、(実体がどうであれ)線形性を期待させる物事ほど(怠け勝ちな)人間を魅了するものはないと思ってしまう【豆が欲しいかおれカネゴン】。経済学が教えるところによるとというかカネゴンが勝手に読み取ったところでは、人間はありとあらゆる手段を使って世界を単純化しようと血眼になるし、しかもそこから逃れて自由になることは絶対にできず、それを期待させるもの(線形っぽい物事)に簡単に引っかかるらしい【まず真っ先におれカネゴン】。