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お金をどぶに捨てたくて「マトリックス・レボリューションズ」を見に行く【許し難きはおれカネゴン】。最初のマトリックスは汗一つかかずにカンフーの技をちゃっかりダウンロードして身につけたりする映画だったような気がするのだけど、いつの間にかエイリアン2だったか3のような汗とオイルにまみれた映画になっていた。森山和道さんが指摘するとおり、ミフネキャプテンは「さらば宇宙戦艦ヤマト」の斉藤さんそのもの。カネゴンのようにおろおろする若年兵とのコンビネーションもよく、なぜ彼を主人公にしないのかと憤る【無茶を言うとはおれカネゴン】。地上にたどりついたときの光景が、今にも機械の身体をただでくれそうな雰囲気に満ち溢れていて、男の声で女王プロメシュームみたいなのが登場し、ネオと司法取引まがいのやりとりを行なう。なおカネゴンはツッコミどころというものには関心をひかれず、映画を見ながらつい全然違うことを考えてしまったりする。朝日新聞を批判するほど簡単なことは世の中にないと思う。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」がよかったのは、負け戦を描写していたからだと勝手に信じている。ある意味平家物語からの伝統のようなそうでもないような。「さらば」の勝ち目のない戦闘シーンとザイオンの戦闘シーンは、東京大空襲で圧倒的な物量に攻めたてられた日本人の視点を共有しているという意味で似ているのかもしれない【根拠もなしにおれカネゴン】。借りものの視点とはいえ、負け戦の無念がヤマト経由でハリウッドに伝達されたのは果して一矢報いたんだかそうでないんだか【勝った負けたとおれカネゴン】。ともあれカネゴンの適当な予言は的中してしまったもののあまりうれしくないのはなぜだろう【そんな予言はおれカネゴン】。感想はそのうち。