いろいろあって地球に落ちてきた男に、国家というものがどんなものかを説明しようとしたら意外に苦しいかもしれない。なぜなら、その男には目の前の人類の姿は見えても、国家というものを目で見て確認することはまず期待できないので。よく考えたら国家は一人一人の頭の中にしかない史上最古のバーチャルリアリティなのに、もうあって当然というかそのことをつい忘れてしまいそうになる。バーチャルだからこそみんな国盗りに夢中になるのかもしれないけど。ジョージ秋山のセリフをもじれば「誰しも国家について語るが、国家を見た人は一人もいない」ということになる(これ自体別の名言のいただきかもしれない)。国家に限らず、説明に困る多数の概念を片っ端から整理整頓し、いつ質問されても困らないようにしてから宇宙に進出する方がいいかもしれない【丸めてポイとはおれカネゴン】。