カネゴンが幼虫(小学生)の頃、何かの婦人雑誌で、日本人形を蒐集している家族の写真(見開きいっぱい)を見たことがあった。家族4人が並んで座っている後ろに隙間なくびっしりと日本人形が300体ほど並んで邪悪きわまる妖気を発していたのもさることながら、その家の子供(6才前後の兄と妹らしき)が、まるっきり日本人形と同じ薄笑いを浮かべてカメラ目線でこちらを見ていた写真に心底震え上がり、決して家に日本人形を置かないことを瞬時に決意【トイレに行けないおれカネゴン】。あれは魂を吸い取られていたに違いない。

その後随分経って、ニュートラル山岸涼子の「わたしの人形はよい人形」をうっかり読んでしまい、同じ目に遭う。