それでも道すがら論理学がわかる事典を読み終る。カネゴンの知らない世界が広がっていた【早くやっときゃおれカネゴン】。

この本のありがたいことの一つが、最新の論理学事情も折に触れて簡単に紹介してくれていること。アリーことアリストテレスの頃よりも随分発展しているらしい。そして、論理学だけでは不十分なことも示されていたのが興味深い。人間の生活を無理矢理料理にたとえると、論理学は包丁さばきに相当するような気がする。包丁一本さらしに巻いてさすらって生きるのは不可能ではないけれど、味付けもできないとそれはそれで不便だったりする。その味付けに相当するのが倫理学ということなのかも【も少しちゃんとおれカネゴン】。

それから、直観というものが論理と切っても切れない間柄であり、論理的には不完全である発見的方法(ヒューリスティック)も実生活では論理と同じぐらい重要であるともあった。何にしろ、論理がいかに強力かということと同時に、その限界(論理だけではあまり面白い結論にならないことが多いなど)をも示してくれているところが初学者には助かります。

巻末で、より本格的に勉強するための書籍をきちんと紹介しているのもありがたい(最初と最後にしっかり自著も紹介している)。こういう本を読む機会に恵まれる高校生は本当に幸せだと思う。

さまざまな詭弁についても紹介されていたのだけど、カネゴンとしては暴力についても言及して欲しかった。論理学が対面する相手として倫理学以外に常に暴力があり、暴力には論理を上書きする機能があり、実はこの3つは意外に仲良しだったりするので【相手にならぬおれカネゴン】。