これまたCATVで「怪談(1965)」を途中から見る。いわゆる文芸超大作らしく、スタジオで大変な手間暇をかけて撮影していて、映像もすこぶるきれい。元が昔話なのでかなりほのぼのしていて、話の展開も現在の目から見ると相当ゆっくり【途中で寝ておるおれカネゴン】。

気になったのは、背景やモチーフにやたらと邪眼が用いられていたこと。20年ほど前の中高生が、自らに酔った勢いで夜中に目を血走らせて描いたりするアートっぽいもの(別名「恥ずかしいノート」)に必ずと言ってよいほど登場していたあれ【実例豊富なおれカネゴン】。この邪眼の妖怪は既にGod Save the すげこまくんという漫画で愛情をもって取り上げられ、ねんごろに供養されたので、もう未来の中高生の生活を脅かすことはあるまいと信じている。