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夕食を食べながら、たまたまやっていた「Shall We ダンス?」をちらちら見る。いつの間にかカネゴンは、インチキ臭い役をやらせたら天下一品の竹中直人に釘付けになる。彼の社交ダンスだけ全部ブルース・リーになってしまっていて、極端な演技で画面を一人で引っ掻き回しているのがたまらない。彼の、洗練から遥か遠くに離れた野趣丸出しの運動神経を見ていると、カネゴンにも何だか自信が湧いてくるような気がする【束の間安らぐおれカネゴン】。そう言えば岸田森もどこか運動神経がよじれていて、そこに同じように極端な演技が加わっていた。
考えすぎかもしれないけど【考えすぎとはおれカネゴン】、この二人のよじれた運動神経に、色川武大がゼッペキに対して抱いていた劣等感と同じものをカネゴン勝手に見出してしまう。それがあるからこそ、二人ともそれを覆い隠すかのように極端な演技に走るのではないかと夢想してしまう。ちなみにカネゴンの乏しい経験の中で運動神経が凄いと思った役者さんは、平田昭彦と由利徹と田中邦衛。