茂木健一郎の日記より:
まずは、精神状態が普段と違うものになってしまうということ自体よりも、そのことによって「パニック」に陥ってしまうことの方が問題だということ。違った状態になっても、そんなもんだとうまく「パッチ」を当てて生きていけばそれで良い、というフィロソフィー。
また、精神病の発病は、人生の節目節目である特定の認知的「解釈」を積み上げていくことで起こるのではないかという考え方。つまり、人は、過去の「ソフトウェア」の履歴の上にさらに積み重ねを行うわけであって、その「ソフトウェア」が累積的にある方向にカーヴを描いていってしまい、その結果ある時break downが起こるということ。