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ブルーバックスの「超精密計測がひらく世界―高精度計測が生み出す新しい物理 (ブルーバックス)」が久々にめちゃくちゃ面白かった。カネゴンも含めて科学好きはついつい理論ばっかりに注目してしまいがちなのだけど【半端なままでおれカネゴン】、理論を支えるというよりむしろ理論とデッドヒートを繰り広げるかのようなエンジニアリングの疾走感を目の当たりにできる。こういうのは日経サイエンスではお目にかかれないのでありがたい。執筆者が全員その道のトップエンジニアなためか、門外漢がおいてけぼりにされそうな特許出願書的テクニカルライティング丸出しで、日本人が書いたのにまるで翻訳文のようだったりするのもまたそれっぽい。こういう本こそ子供向けに豪華な絵本にして欲しいと思う【似合っておるぞよおれカネゴン】。