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頭音のサウンドファイルを見つけた。聴いてみるとキーはF#寄りになっていたけれど、TV放映の場合おそらく放送時間に尺を合わせるためにエンディングテーマの回転数を上げるということがしばしば行われているはずので、そのせいだと思う【負けを認めぬおれカネゴン】。昔からよくTV放映のエンディングテーマが、回を重ねるごとにキーが少しずつ上がっていたのがカネゴン気になっていた。地方での再放送になると、CM枠を少しでも増やすためか平気で2音ぐらい上がることすらあった。最近はどうだかわからないけど、今はハーモナイザー(実は商品名らしい)という強い味方があるので、回転数を変えてもキーが変わらないような処理ぐらいはしていると思う。
随分前のサウンド&レコーディングマガジンによると、最初に考案されたハーモナイザーはテープを使ったアナログ式だったという。テープエコーを改造し、ゆっくりと回転するドラムに埋め込まれた再生ヘッドが、録音時と異なる速度でテープに対して動くことでピッチを変えていたらしい。アナログ式では再生ヘッドを切り替えるときのノイズを克服できず、BBD素子やデジタル方式の登場を待つ必要があったとのこと。