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紀田順一郎がかなり昔に何かのインタビューで語っていた幻想文学への傾倒について:
中学から高校にかけて、クラスで難しそうな本を読んでは自慢しあうのが流行り、それがきっかけで本人もさまざまな本に手を出す。クラスメートがいち早くギボンの「ローマ帝国衰亡史」(asin:4487761751)を読み終わったと聞かされたときには「負けた」と思ったらしい。
そのうち翻訳が待ちきれなくなって洋書に手を出すようになり、Amazonなどない当時なので直接海外に発注するようになる。ところが、この面倒なはずの手続き自体が面白くなってしまい、さらに病みつきになる。そうしていろんな恐怖小説などを読んでみると、本人曰く「原作はちっとも怖くないんですね」。むしろ、それらの小説に現れる奇想や幻想に面白さを感じるようになり、ついにはああなってしまったということらしい【うっすら無礼なおれカネゴン】。