以前も読んだ「論理サバイバル―議論力を鍛える108問」を行き帰りに再読し、あらためてよい本だとしみじみ思う【ナニに真珠のおれカネゴン】。論理学は完成などしておらず現在も発展途上であること、真偽の「真」は一種類ではなくいろんな段階があること、論理だけでは決して解決できないことがあること、神について議論することは(これまで考えられてきた以上に)有意義と思われること、これまで哲学と呼ばれてきた議論のほとんどは議論が整理されておらず時間の無駄にしかなっていなかったこと、などなど、読みながら例によって本書と関係ないことばかりカネゴン考えてしまう【帰って来れぬおれカネゴン】。何かを考えるときに陥りやすい数々のつまづきとその対策がコンパクトにまとめられているので、今後生まれてくる子供たちはますます無駄な時間を過ごさなくなる予感。