CATVのヒストリーチャンネルで、アポロ計画に従事したNASAのスタッフの武勇伝みたいなものを放映していて、アポロ11号打ち上げ当時の宇宙センターの机の上に計算尺が置いてあったのをカネゴン見逃さなかった。

何も調べずに書いているのだけど、ロシア(旧ソ連)は、冷戦時代に宇宙開発であれほど米国と覇を競っていながら、宇宙開発に不可欠なはずのコンピュータについてはほぼ何の成果も残していない。いったいどうやってスプートニクなどの宇宙船の軌道計算を行っていたのだろう【暇さえあればおれカネゴン】。計画に失敗したら粛清されるという恐怖のみに突き動かされ、連日の徹夜で目を真っ赤に腫らした多くの科学者/数学者が実力を超えた計算力を発揮したからなのだろうか。それとも、打ち上げ成功の影にはそれよりさらに多くの失敗があり、成功例だけ大々的に報道されているから凄く見えただけなのだろうか。