おとといのNHK歴史つまみぐいで、「二宮金次郎(尊徳)」が特集されていた【つまんで食うのはおれカネゴン】。童謡「二宮金次郎の唄」のメロディが「一寸法師」と大変紛らわしく、覚えられなかった。

カネゴンジョージ秋山二宮尊徳を描いた「博愛の人」という漫画ぐらいでしか知らなかったのだけど、今回改めて見ていて、二宮尊徳の言行と立ち居振る舞いが何だか聖書や神話の登場人物のように見えた。発する言葉の力強さはジーザスのようでもあり、飢饉の発生を見事に予知しそれに備えるところが旧約のヨセフのようでもある(ヨセフのように飢饉に便乗して王の元に富を集めるようなちゃっかりさ加減はないけれど)。
こういう凄まじく秀でた人は明らかに数億人に一人の突然変異なので、こういう人がいることを前提に社会システムを組むこともできず、ましてやこういう人のノウハウを一般化して共有ライブラリをビルドすることもできないのが困ったところだったりする【ビルドエラーのおれカネゴン】。こういう人を一万人に一人の割合で生み出すことに成功した者は、世界の王になる【ジーンモディファイおれカネゴン】。
根拠はないけれど、それより能率よく生み出してしまうと逆に社会が極めて危険になる予感。