レジデント初期研修用資料より:

  • 芸術的な技量を要するけれど高機能な技術
  • 芸術的じゃなくて機能に需要がある

この2つの要素が揃っている場所には、「芸術から機能要素だけ取り出して、それを無様な技術を使って力づくで再現する」パラダイムシフトがおきる可能性がある。

思いついてしまえば誰もが笑うような「無様な技術」、芸術家肌の技術者が眉をひそめるような「力づく」のやりかたというのは、技術の再現から芸術要素を排除して、大量生産によるコストダウンを実現するやりかた。

それはたいてい美しくないし、芸術品に比べれば明らかな欠点さえあるんだろうけれど、コントロールが可能な欠点というのは、実は欠点でも何でもなくて、使いどころの判断さえ間違えなければ、「完璧でない」ということは問題にならない。

http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/archives/2007/06/post_500.html

カラオケはまさにこのプロセスを経由し、既に次の段階として、キリンジがカラオケ経由でカネゴンに衝撃を与えたようなことが起きつつある。