NHK色川武大の特集をやっているらしいのを録画し忘れる。
カネゴンとしては、色川武大が真顔で繰り出す類まれなるギャグの数々について言及して欲しいと切に願うのだけど、どうも叶わなさそうな予感。ちょうどこちらのブログで快著「私の旧約聖書」が長めに引用されているのでコピペ【苦労を厭うおれカネゴン】。

旧約が面白いのは、人間が神とほぼ互角にわたりあっていくことなのですね。すこしあとですけれども、イェホバ氏がぐうたらしていると、人間の方がハッパをかけて、「お前さんが何もしてくれないならそれでもいい。そのかわり、お前さんの存在が疑われるのだよ。お前さんは、俺たちを幸せにすることでしか、存在を立証できないのだからね」なんてことをいいだす場面があります。こういうところが、まことにリアリティを感じさせるのですね。そうして、いったん相互契約を結んでしまった以上、浮くも沈むも共同体、という感じがあって、だからこそ、イェホバさんに多少の欠落があっても問題にするに足りません。私のような者が読んでいても、導入部ではいろいろ難癖をつけたくなるのですが、お互いコンビを作ってしまったあとでは、イェホバ氏が何をしようと、神は神、人間は人間、という図式がすんなり納得がいくのです。

http://d.hatena.ne.jp/sun-child/20060430

松本人志あたりからは絶対に出てこない暗黒のギャグセンスだとカネゴンは思うのですが。カネゴンの夢はこれを英訳させて彼の地に火を投じることです。