お金が無いので以前に買った「図解・わかる電気と電子―具体例から原理を語る (ブルーバックス)」を読み返してみたところ、カネゴンの心を太平洋プレートのように揺さぶりまくる記述が続出【毎度見落とすおれカネゴン】。

シュレディンガー方程式
\frac{d^2Ψ_{1}}{dt^2}=-{\frac{h}{2m}}^2 \frac{d^4Ψ_{R}}{dx^4}

板バネの方程式
\frac{d^2w}{dt^2}=-{\frac{YI}{ρA}}^2 \frac{d^4w}{dx^4}
Y:板バネの弾性率
I:断面二次モーメント
ρ:密度
A:断面積

【文字化けするとはおれカネゴン
ギリシャ文字がなぜか化けてしまいましたが、化けているところは大して重要ではないのでとりあえずこのままで。

実際、電子工学の人は、物理学者とも数学者とも違う捉え方をすることが多いような気がしている。

  • 一つの正弦波(横軸は時間、縦軸は振幅)をものすごく粗く(周波数の数分の一ぐらい)サンプリングしてグラフにプロットすると、一見ランダムな値にしか見えない。しかし、そのグラフを時間軸方向にぐぐっと圧縮すると、まるでだまし絵のように、三相や四相、五相に重なりあった正弦波が浮かび上がってくる。著者は「マルチ正弦波」と書いていた。原理的には、サンプリング周波数を微調整するだけで、何相にでもマルチ正弦波を作り出せるとのこと。

単なる予感なのだけど、これって実は凄いことなのではないだろうか。
グラフを引用できれば一番早いのだけど、今スキャナーが隣の部屋にあってつなぎ替えが面倒なのでまた後日【忘れるつもりのおれカネゴン】。
著者によれば、近似のレベルが粗すぎるために数学者がこういう現象に関心を示してくれないらしい。この現象は、数学の世界ではもしかしてとっくにトリビアな何かなのだろうか。それともカネゴンはついにデーモンコアに素手で触れることができたのだろうか。