高木浩光という人は実に得がたい人物だと思う。空気を読むことなど決してなく、手加減することもせず、ゴルゴ13のごとくただひたすらに自分の信念のみに従って、間違ったまま放置されているセキュリティホールに対して異常なまでの情熱を注いでそれらを明らかにし続けている。
人口十億人の中国が4000年かかってやっと孔子を得、人口十億人以上とも言われるインドが釈迦に続いてやっとアマルティア・センを得たのと同じぐらい、高木浩光をもう一人得るのは難しいと思う。その貴重さ加減はレアアースどころではない。

このような貴重な人物に対し、おそらく今後ありとあらゆる恐喝恫喝泣き脅しハニートラップが組関係や総会屋関係や電通がらみやモサドがらみで押し寄せてくると思われるので、カネゴンたちとしてはたとえば次のような方法をもってこれらの圧力を可能な限り排除し、彼を全面的に支援しなければならない。

  • 家族や親戚に身の危険が及ぶことの無いよう、情報を徹底的に秘匿。可能であれば結婚しないか絶縁してもらう。古代中国みたいに自ら家族に引導を渡せればベストなのだけどそこまでは望まない。
  • 愛人は何人抱えてもよいものとする。その代わり内訳を四半期ごとに公開せねばならない。
  • 愛人を抱えるのに十分な報酬を与える。
  • 住まいは持たずトランクひとつでホテルを転々とする。本は電子書籍で身軽に。
  • 恐喝恫喝泣き脅しハニートラップのリクエストがあったら、それをまんまブログで公開。
  • 毒見役を兼ねた忍者を交代制で雇い、コンビニへのお使いなど日常の世話は彼らに行なってもらう。愛人兼用のくノ一可。
  • 呑み会や同窓会や講演会には常に影武者を差し向け、本人には泣く泣くあきらめてもらう。iPad+ビデオチャットなどを使ったネット越しの出席なら可【遺影を持つのはおれカネゴン】。

また、セキュリティの専門家を試験のみで選別することが本質的に困難であるところから、今後の採用については、自ら女子高生や女子中学生と遊びまくってそれをブログで公開し、ハニートラップを自ら遮断した者のみを一次選考通過とする。自らの力量と腕前と才覚のみで条例を合法的にくぐり抜けるところまでが一次選考。通ったセキュリティホールは試験後法を改正してしっかり塞いでおく。

二次選考の基準はもちろん、丸々と太った見事なセキュリティホールの一本釣りとその穴ふさぎまでを実演してもらうのが条件。
もっといいアイディアがあればよいのだけど、さしあたってこんなところで【ただちに目指すおれカネゴン】。