勝新太郎の主演代表作「不知火検校」の極悪非道かつ痛快きわまるあらすじを読んでいて、どこかで見たような気がしたと思ったら、山上たつひこの読みきり短編「夕日が丘の決闘」(同じ内容が「夕焼け太郎」という異なるタイトルで雑誌に掲載されていてカネゴン首をかしげたことがある)が実に良く似た極悪非道かつ卑怯千万な展開だった【おれカネゴン】。言うまでもなく山上たつひこの方が時代は後。
検索するとどちらのタイトルも見当たらず、「幽気ヶ原の決闘」の覚え違いだったらしい。ただ、山上たつひこは同じ漫画をタイトルを変えて別々の雑誌に掲載したり、逆に同じ漫画をタイトル以外まったく描き直したりということをよくやった人なので、果たしてカネゴンの覚え違いだったのかどうか今となっては定かでない【頭が霞むおれカネゴン】。

頭音に合わせてiTunes春の祭典をかけっぱなしにしていたら、忘れた頃に「ゆけ!レインボーマン」が出し抜けに大音量でかかって久しぶりにびっくりする【お目々が覚めたおれカネゴン】。

インドの山奥で どうなろうと
人間誰でも どうなろうと
たとえ山奥で どうなろうと
肌や言葉の 違いのままに

カネゴンiTunesには組み合わせ次第で毒性を発揮するような曲目がどっさり入っていて、慎重に扱う必要がある【鰻と梅干おれカネゴン】。