高校生の頃、分裂症を患っていた K 君が「だって、登場する女がみんなSMっぽいんだもん」という理由で「ワイルド7」を愛読していたことを思い出す。そんな視点で読んだことがなかったので、当時はすごくびっくりした。今にして思えば、延々と責め苦を受けていたのはどっちかというと飛葉の方だったような気がするが、後年、一部で有名な特撮アダルトビデオ監督でキャットファイト愛好家の中野貴雄も「ワイルドの女はイイ」と発言していた。カネゴンとしては、どっちかというと梶原一騎の「カラテ地獄変」のほうがわかりやすくてそれっぽいような気がする。いずれにせよ、表の世界と裏の世界から支持されている望月三起也はグレートな人なのだろう。