(以下内輪ネタですみません)メモリーが64MBになっていたのはメモリーが外れていたのではなく、カーネルパラメータを渡していなかったのが原因だったことが即座に判明。カネゴンまたしてもサイドブレーキを引いたまま走っていたらしい。128MBのDIMMを追加してから、append="MEM=256M" を/etc/lilo.confに追加したらあっさり256Mを認識してくれた。万歳。これで明日からスワップに悩まされることもなくなる。PCの蓋を開けたら、急にファンの音がうるさくなったので、もう一度蓋を開けて電源ファンを取り外し、そのネジを外して掃除機でホコリを全部吸い取る(なおマザーボードに掃除機は厳禁です、冬場は特に)。見違えるように静かになった。気分は最高。

ふと、起動時にBIOSでメモリーが262Mと表示されていたのを思い出し、lilo.confを262MBと書き換えて何の気なしに再起動したら...起動しなくなった! 起動中にカーネルパニックになるのだ。どうやらメモリーの指定が大き過ぎたようだ。liloを元に戻さないと。しかし運悪く、手元の起動フロッピーは、いつぞやの実験のおりに全部FreeBSDの起動ディスクになっていた。カネゴン大ピンチ。

しょうがないので、DebianのCD-ROMから起動し、インストーラからシェルを起動して何とかしようとするが、viエディタが入っていない。入っているのはaeエディタだけで、しかもどういうわけかコロンが入力できず、編集しても保存も終了もできない有り様。ここで慌て癖を発揮したらおしまいである。カネゴン呼吸を整え、精神を統一して、一度トイレに行ったらひらめいた。もう一度再起動して、bootオプションで「rescue」を選択し、プライマリのパーティション/dev/hdaをマウントし、そこから/sbin/liloを実行。さっき保存できていないと思ったlilo.confはなぜか保存できていたので、念のためその場でファイルの複製を取っておく。そして再起動して...成功。危ないところであった。

問題なく使えるようになったが、なぜかファイルシステムが「使えないセクターがある」みたいな不気味なことを言っている。fsckをかけないといかんのだけど、シングルユーザーモードにする方法を忘れてしまったので、しばし考える。何はともあれ、とりあえずはこれでよし。Netscapeで100k近くもあるファイルを開いてもスワップしなくなり、スクロールの時にもハードディスクがカリカリ言わなくなった。これだけアプリケーションを開いて、物理メモリがあと半分も残っているなんて。ありがたいことです。

そのエラーもほどなく解消。CRCエラーは、UltraDMAを使用していて、かつIDEのケーブルが長めのときによく発生するのだそうだ。FAQのホームページをごっそり吸い上げてあったので、通信せずにたいていのことは解決できる(でも新しめのことには弱い)カーネルコンパイルのオプションでDMAをデフォルトoffに設定し、make dep;make clean;make ziilo;make modules;make modules_install を実行。コンパイル完了まで10分かからない。いい時代になったものだ(昔は半日かかるものだったらしい)。不気味なエラーも見事消えた。まんせい。