たくさん食べても太らない。例によってこういうものはろくな結果を招かないだろう。ドラえもんでも、薬系の道具はおおむねいい結果をもたらさないのだから。「どんな病気でも治る薬」が本当にあったらどういうことになるか。

某プログラミング雑誌の連載の欄外に「ドラえもんの道具で最も恐ろしいのは「バイバイン」だ」とあり、なるほどと思う。蝦蟇の油売りのように「一枚が二枚二枚が四枚四枚が八枚」という2nの計算は、ご存知のとおりあっという間に莫大な数になる。その勢いで宇宙が栗饅頭でいっぱいになるのにどのぐらいかかるか。今MuPadで計算してみたら、栗饅頭は一辺4cm、宇宙の一辺を150億光年として一秒に一回倍になるとすると

solve(0.000064*2^x=(15000000000*300000000*1000*365*24*60*60)^3,x);

{ 211.0316414 - 2 I PI + 211.0316414 2 I PI + 211.0316414 }
{ -----------, -----------------------, --------------------, ... }
{ ln(2) ln(2) ln(2) }

float(211.0316414/ln(2));

304.4543025(秒)

ということは、たった5分。一分に一度分裂するとしても5時間。本当にこれで合ってるだろうか。有名な問題であることはわかっているにもかかわらず、不安。