そのハーバード・ジョージ・ウェルズは、一人でSFネタ(タイムマシン、バイオテクノロジー、透明人間、恐竜世界、原子爆弾などなど)をすべてひねり出してしまった「一人ヒマラヤ山脈」として知られているが、どうしてどうして文章も極めて格調高い(ような気がする)。格調高すぎて英文で読むのは面倒。SF者にだけ読ませるのはもったいなさすぎる。でもカネゴンが一番お世話になったのは世界史概観の方だったりする。世界史の授業を選択しなかったので。この本はダイジェストらしいが、本編の分厚い方はまだ見かけたことがない。