雑記草に「テラヘルツ光」なる電磁波について書いてあった。これまでX線が使用されてきたのは、金属に電子をガツンとぶつけるだけで簡単に発生できるからだったのだろう。テラヘルツ光の発生の方が難しかったとは。光と電磁波の間(というのも変な表現だが)ということは、紫外線より波長が短いということであろうか。

光のエネルギーは、ただその波長にのみ比例するとのこと。よく使われる例えで、コタツにどんなに長時間当たっていても日焼けしないが日光に当たると一日で日焼けしてしまうというもの。言うなれば、百万本の指でくすぐられても何ともないが、一発の拳骨で鼻血が出るようなものであろうか。百万本の指はそれはそれで気色よさそうではある。光の場合変数が波長のみだが、物体がおよぼす力の場合は質量と速度という2つの変数がある。力は質量に比例し、速度の2乗に比例するということだそうだが、これは格闘技の根幹にかかわると思われる。体重が大きい方が基本的に有利なのは、それに対抗するために速度のみで補おうとすると、2乗余計に練習しないといけないということなのだろう。しかしヒットしなければ意味はないので、体重が軽くても対抗できる余地はむしろ逃げ足(フットワーク)にあると見た。南無阿弥陀仏仏仏。