火星のつむじ風。何と美しい。ヒデキ指数=250。

火星を飯の種にしていると言えばレイ・ブラッドベリだが、パスファインダーが火星に到着したときに感想を聞かれて「火星人なんかいるわけないじゃないか、ばかばかしい」と答えて世のファンをずっこけさせた。スピルバーグにも通じるしたたかさなり。小説家は嘘を書くのが仕事につき、ファンが思っているほど作者がギンギンに思い入れていなくとも仕方なし。

日本だと宮澤賢治および稲垣足穂あたりが過剰な思い入れの対象になりやすい。花登匡や川内康範梶原一騎真樹日佐夫山本周五郎山田風太郎はなぜかそういう対象にならないようである。世は全て事もなし。