そうだったのか! 現代史」は、あの「週刊こどもニュース」でおなじみの池上彰氏による渾身の名著。文章は平易で読みやすく、現代史をこれでもかというぐらいに見事にキャプチャーすることに成功している。ターゲットは現代史に無知な大学生ということらしいが、老人から子供からポルカまで万人にお勧め。ゴルゴ13を読む前に読むべし。

ついでながら、この本を読むまでカネゴンは「ベルリンの壁万里の長城みたいに東西ドイツを真っ二つに分割していた」と見事に思い込んでいたことが判明【予想通りのおれカネゴン】。まさかベルリンが飛び地だったなんて。嗚呼嗚呼嗚呼。この本は、そういう勘違いしがちなことまで丁寧に先回りして解説してくれている。まっこと有り難き幸せ。今見ると「そうだったのか! 日本現代史」というのまである。即購入決定。