■
今日はこれだけ。ヨーロッパで世界最大のアリの巣発見。種が異なっている巣がつながっているにもかかわらず喧嘩しないという不思議。まさにインターネットワーキングとはこのことか。
人間以外の生物の間でも、巨大な情報ネットワークを作るのが密かなブームなのかもしれない【見てきたようなおれカネゴン】。人間とは知性のあり方が異なっていても、このような情報ネットワークを形成することによって、いろんな意味で他の種に対して優位に立てるということは容易に想像がつく。となると、元からそれっぽい(個体差が小さくて「ノード」っぽい)昆虫軍が俄然有利になってくる。人間の大脳の処理能力は電気を使用しているということよりも「並列」処理が行われていることにある。とすれば、巣でも蜘蛛糸でも何でも手近な材料を使用して、個体を越えたコロニーで大脳に相当するものを昆虫がつい形成してしまうなんてことがないとどうして言えるだろう。逆に言えば、昆虫を改造して演算素子とし、密集恐怖症の人が腰を抜かすぐらいびっしり集めてみれば案外あっさり知能を持ってしまったりして。
人間が後押ししようとしまいと、人間が環境を損なおうとそうでなかろうと、一旦獲得した強力な手段を今更昆虫軍が手放してくれるとは思えない。ギドロンはこんな感じで形成されるのではないだろうか。南無阿弥陀仏。