不揮発性メモリはいつ登場するかカネゴンもずっと待っている。これ以外にも現行の技術のいいとこどりをするだけでも、かなりいいコンピュータができるのではないだろうか。以下の技術を大胆に一つにしてしまう豪胆なメーカーはいないか。少しずつの進歩ではその間に地球があったまってしまう。ラオウが地上に現れる前にやっておかないと。

他にもいくらでもありそうなものだ。こうなってくると、特許というものが邪魔にしかならないことがわかってくる。嗚呼じれったい。

しかしもう一つ乗り越えないといけない壁がある。現行のPCが「CPUを強力なものにする(クロックアップ)以外に有効なスピードアップの手段がない(I/O強化もあるにはあるけど)」「古いソフトがあっという間に使えなくなる」という問題。これを乗り越えるには、パワーアップを「買い換える」のではなく「買い足す」にシフトする必要がある。結局分散コンピューティングということになるのだけど、狭いマザーボードの上でそれをやっていたのでは埒があかない。

カネゴンが妄想するのは、何と言うか、本を買い足すようにCPU(+不揮発メモリ+小型ストレージ)または周辺機能の増設ができるPCとインターフェイス。CPU+不揮発メモリ+小型ストレージが一つの単位となって、CORBAかSOAPのみで互いに結び付けられるというイメージ。肝心なのは、ストレージ上のソフトやCPUが古くなっても、ぶっ壊れるまでそのまま使いつづけられるということ。そしてもちろん、本を買い足すようにプロセッサ単位を追加購入することでパワーアップできるということ。今のアーキテクチャのままでこれをやろうとしたら、消費電力が莫大になってしまって冬に暖房がいらなくなってしまう。そのためにも上述の技術に早く登場してほしい【言うのは楽ぞおれカネゴン】。ぼやぼやしていると昆虫の方が先に分散コンピューティングを完成させてしまうかもしれない。

カネゴンは、ある程度であればCPU資源の割り当ては人間がやってもいいのではないかと思う。OS 任せにしかできないと、結局「このアプリケーション、もっと速くなんないの?」に対応できない。アプリケーションを速くするためにコンピュータ全体を速くするのは、何だかサッカー選手をムキムキのマッチョにしてしまうような無駄を感じる。