昨日の小田島小田嶋隆の日記を見て思ったのだけど、中原中也とか谷川俊太郎とか岩谷宏(ん?)とか詩の心得のある人はなぜか総じて翻訳がうまい。訳が忠実かどうかは知らないけど、妙に核心を捉えた日本語を見つけるのがうまいというか。山形浩生がちょうど逆のタイプで、あくまで散文で口語で原文のニュアンスに忠実。カネゴンは詩の不心得者につき、そんなアクロバットみたいなことはできそうにない。そもそも歌を聴いても歌詞が耳に入ってこないのが痛い。言葉といえば目から飛び込んで手から出ていくということに慣れすぎてしまったせいだろうか。嗚呼。