American Scientist 誌に、あのmathematicaの作者Stephen Wolframが満を持して出した本「A New Kind of Science」が紹介されていた。レビューが振るっていて、イントロだけ読むとまるで「これぞ新理論」と息巻くトンデモな人または頭がかわいそうな人【それはあんたかおれカネゴン】のように敢えて描写しておいて、途中から正体(15才でCALTECで学位を取りmathematicaを開発した天才)を明かしている。構想10年門外不出レビュー省略の自社出版なのだそうで、余計そうかと思ってしまう。少なくともこのタイトルはかなり確信犯でつけたと思う。

検索してみると、5/21に本家で取り上げられていた。案の定もめている。時間がないので後で書くけど、レビューを見る限りではもめて当然の内容。ただカネゴンとしてはその世界観の描写には感じ入ってしまった。「世界は不連続」なのだそうです【ちゃんと読んだかおれカネゴン】。

と思ったらここここにも紹介があった。一安心。

Wolframの場合上記のWolframScienceサイトでもmathematica用サンプルプログラムがダウンロードできたりしてしまうほど実装力が半端でないので、反論も大変かもしれない。既にあのフリーマン・ダイソンが真っ向から反対しているらしい。一歩間違えたら頭のかわいそうな人扱いされかねないダイソン球殻の考案者だけに、どんな勝負になるか楽しみ。生きててよかった。