その昔カネゴンの先輩(スペイン語大阪弁バイリンガル)が、夜中に顔がごそごそするので目を覚ましたら、口のところにゴキブリがよじのぼっているのに気付いて肝をつぶしたことがあったという。頭に来た先輩は、殺虫剤の会社を訪れてまでリサーチを行い、しまいにはゴキブリを殺す最も効果的な方法を自分で実験したのだそうだ。

ビニール袋にゴキブリを閉じ込め、殺虫剤を吹き込んだものは数日経つとしっかり息を吹き返し、袋を食い破ろうとした。対照的に、洗剤をかけたものは何日経っても生き返ることはなかったそうだ。ゴキブリには洗剤に限るとカネゴンに熱っぽく語ってくれたことを思い出す。