ナチスを題材にしたコメディーがドイツで製作。「7年の歳月をかけた」というあたりが味わい深い。その間、会議に続く会議で製作スタッフたちが不精ヒゲを生やし、タバコが山積みになった灰皿の乗った机に頬杖をついて憔悴している姿が目に浮かぶ。ここ数ヶ月、水木しげるの「劇画ヒットラー」を読むのが就眠儀式になってしまっているカネゴンとしては感慨深い記事。日本だと、東條英機になぞらえたアイドル(西城秀樹)が20年以上前に何の疑問もなくデビューしたのと好対照【どこがコメディーおれカネゴン】。