殊能雅之の主婦感覚あふれる日記の最近の一連のぼやきがまた面白い。「すべてはエクスプロイテーション」という見方が可能とは気が付かなかった。J.G.バラードの千年王国ユーザーズマニュアルも読みたくなってきてしまう【手玉に取られるおれカネゴン】。

カネゴンにはもったいないおばけが取り憑いているので、数千年経過しても変わらないような真実っぽい事象に一番興味を惹かれてしまいがち。人類があらゆるエクスプロイテーション(マーケティング用語では付加価値とも言うけど)を排除するには、何とかして体内のミトコンドリアを残らず葉緑体に変え、砂浜に足を植えて植物人間として終日日向ぼっこして種子を蒔きながら暮らすしかないのかもしれない。問題は彗星が地球に衝突したときに何もできなくなることだけど。