12チャンネルで刑務所の特集をやっていたのでつい見てしまう【刑だ罰だとおれカネゴン】。瀬川瑛子が慰問に訪れていて、やはり慰問は演歌でないとだめであることを痛感。Avex系やR&Bで慰問されたらきっと外す。ラップで慰問したら暴動が起きるかもしれない。

こういう厳格な規律に富み、一糸乱れぬ集団生活と質素な食生活を送るための施設を民間で開業したら、案外すごく受けたりしないだろうか。ポイントは運営に思想性を持ち込まないことと、本人の意志で入所すること。未成年は入所不可。月5万-10万ぐらいで、残りは施設内の労働で奉仕すれば値段も折り合う(費用を全部労働で賄うことも可能とする)。もちろん全員揃い囚人服で丸坊主、携帯/ネットは禁止。朝6:30起床、夜9:00就寝。男女は完全に隔離、私語厳禁。冷暖房などもっての他。病気を除いては、自ら定めた期間中に出所することは許されない。作業/勉強/修行中に集中が乱れたら看守が警策で遠慮なく喝を入れる。

意志の弱い人がダイエットに使うもよし、司法試験の勉強や単行本の執筆のために自らをカンヅメにするのもよし、自分で判断するのに疲れた人が集団の一員となって自分の判断を停止させる快感に酔うのもよし、夜型の生活を改善するのにもよし、自発的な職業訓練の場とするもよし、空手の修行に打ち込むもよし、たいていの遊びをやりつくして人生に飽き飽きしている遊び人が入るもよし、自らを罰したい衝動を合法的に発散するもよし【もしや今でもおれカネゴン】、研究に行き詰まった学者が解を求めて入るもよし、卒業旅行の代わりに入るもよし、引きこもりからの立ち直りに使うもよし。ただし途中でコースを変えることはできないものとする。施設の名前は何か適当にオシャレな名前をつければいい。しかしそれでも誰言うともなく、いつしか人はそれを私設刑務所と呼ぶ。私設刑務所こそ未来の日本を支える【昔はお寺でおれカネゴン】。これならビジネスモデル特許も夢ではない。日本全国津々浦々にまんべんなく私設刑務所を。