突然思ったのだけど、脳の上に鎮座している意識の機能は、もしかすると内臓のように物理的に分化しているとは限らず、PC上のプロセスやスレッドと同様に、単一の機能が高速にマルチプレクスしていることによって、仮想的な機能が多数出現するということはないだろうか(下位の原始的な機能はともかく)。カネゴンのような者はせいぜい1つか2つぐらいしかスレッドを扱えず、後ろに目があるような武術の達人/気配りの名人は20個ぐらいスレッドを生成できるみたいに。だとしたら、脳を物理的にいくら調べてもそういう機能は発見できないかもしれない。

カネゴンの一方的な予測によれば、この仮想のスレッド数(の最大数)をもし正確に数える方法が開発されたら、「使える人間」「使えない人間」を、ヒヨコの雌雄を鑑別するより簡単に選り分けることができてしまうのではないかという気がする。そしてそのときこそ日本を真っ二つに割って最終戦争が勃発するではないかと【待っておるのかおれカネゴン】。小山ゆうの「愛がゆく」というSF漫画で、現世人類を未来人が採点する(=おでこに点数が浮かび上がる)方法はきっとこれを基準にしているに違いない。