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動きに関しては物凄い勢いで進歩を続けるロボットがもう一皮むけるには、何と言っても人造皮膚の完成が不可欠【仕事をせんかおれカネゴン】。
ロボットが作ってくれた手料理を食べる気になるだろうか。カネゴンは嫌です。ロボットがちゃんと自分で手を洗い、きれいになったことを自分で完全に確認することができ、しずくを拭き取った後一定の清潔さが保証されないと、うっかり便所掃除もお願いできない。忘れがちだけど、人間が手を洗うのは、石けんに含まれる水酸化ナトリウムで手の細胞を削り取っても再生するということが前提になっている【洗わぬ奴がおれカネゴン】。このプロセスを完成させるには、適当な被覆で覆っていたのでは限界がある。かといって毎回手を取り替えるなどのソリューションでは高くつく。それに適した粘菌の遺伝子をああしてこうしてロボットの表面に纏わりつかせ、表面を自ら硬化させるように操作すれば、自ら再生する究極の人造皮膚ができたりしないだろうか。見た目が相当気色悪くなる可能性があるけど、色でも塗って何とかしよう。