そう言えば大昔のカネゴンは、ニキビ面を鏡でしげしげ見ては、なぜ自分には研ぎ澄ましたような危険な男の魅力がこれっぽっちもないのだろうと嘆き暮らしていたことが(一瞬)あった【もしや今でもおれカネゴン】。さすがに考えは改まったけど、それは喜劇新思想体系を立ち読みして、顔だけよくて頭が悪かったら倍つらいということがわかったため(ただし男の場合に限る)。あの当時にネットと携帯電話が普及していれば、そんな無駄な悩みに取り付かれなくて済んだだろうか。